興国インテックの特徴

“独創”を生み出す研究開発
徹底したニーズ主義

世の中の「困りごと」をスピーディーに解決するため、当社の化学系エンジニアは「要素技術」を探索し、多彩な引き出しとしてデータベースにストックします。この要素技術は、ゴム業界以外の異業種に多く存在するので、探索方法もTV・新聞・雑誌の各メディアや展示会、ネット検索、あるいは大学の研究室やメーカーさんを直接訪問するなど多岐にわたります。

そして営業が宝探しをするように「困っている人」を見つけてくると、化学系エンジニアが当社の持つユニークな配合技術とデータベースにストックしてある要素技術を組み合わせ、同業他社が解決出来なかった問題を素早く解決し、新しい部品の受注につなげます。このように当社の製品は100%ニーズに基づいて開発しているので既に市場が存在している、つまり「ハズレ」がありません。

しかし、お客さんの「困りごと」は同業他社が簡単に解決できない問題なので、挑みがいのあるチャレンジングなテーマが多いのも事実です。時には最適解を求めるために、数百通りの薬品の組合せを忍耐強くひたむきに検証し続ける場合も。そして、新しく開発した材料と「この手があったか」という柔軟な発想で要素技術を組み合わせ、見事に「困りごと」を独創的に解決した際の達成感は格別なものとなります。それが化学系エンジニアのやりがいとなっています。

“独創”を量産化する技術開発
毎日がロボコンの職場、失敗しても、それは大切な成功への一歩

化学系エンジニアにより独創的に開発された製品の量産化を実現するのが機電系エンジニアの集団、生産技術です。しかし、独創的なだけに前例がないため、多くの場合過去の技術の応用ができず、モノによって開発は困難を極めます。そのため、新しく開発された製品を受注するたびに新たな専用設備を製作し、省人化された効率の良い生産システムを確立するのは決してたやすいタスクではありません。

さらに、一口で新規設備の開発といっても大小さまざまな制約の中で工夫することを余儀なくされます。例えば、設置場所ひとつ取っても、限られた製造現場のスペースに作業者の安全を確保した上でフィットさせる必要があります。あるいは、一時間当たりの処理数や、限られた予算の中でタイトな納期に間に合わせるなど、チャレンジングなタスクを次から次へとクリアして行きます。

しかし、何と言ってもこの仕事の最大の魅力は、初めから終わりまで全ての工程に携わることができるところです。つまり、新たな装置の構想段階から設計、部品の製作や外部メーカーへの発注手配、組立、配線、プログラミング、設置、細部の調整、そして日常のメンテナンスなど多岐にわたります。だからこそ、本当に毎日がロボコンな職場。そして様々な難題をクリアし、装置を完成させ、全ての要求を満たすマシンに仕上がると、何物にも代えがたい達成感を味わうことができます。