医療部品の開発。それは長い年月を要し、我慢と忍耐の中から生まれます。
人の命と健康に直接かかわる医療関連のゴム部品では、安全性と信頼性がとりわけ厳しく求められます。たとえば点滴用の透明な袋の先についた針を差し込むゴム栓。容易な針刺し抵抗と、高い保針力、そして液漏れを防ぐ針刺し再シール性に優れているだけでなく、化学的にも生物学的にも安定したゴム材料を使用し、日本の輸液用ゴム栓試験法に適合しなくてはなりません。点滴用チューブとチューブを連結するゴム管では、厚生省医薬発第1079号「減菌済み輸液セット基準」への適合が必要です。ゴムの材料や形状により、用途に合わせた機能をもたせること。薬液や血液に対する接触安定性のあること。そして各種基準に完全に適合すること。さらに衛生面から使い捨てにせざるをえないことから、コスト的に見合うこと――。高分子ゴム部品の世界を熟知した興国インテックが、変異原性試験、抗血栓性試験、溶血性試験、発ガン性試験、生体移植試験、細胞毒性試験など、さまざまな試験をクリアしお届けしている医療用のゴム部品は、医療の現場でも高い信頼を得ています。
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