M.D.さん
事業所:赤羽工場
入社年度:2017
出身大学:九州大学大学院
出身学部:量子プロセス理工学専攻
O.G.さん
事業所:研究所
入社年度:2018年
出身大学:東京農工大学 大学院卒業
出身学部:工学府 応用化学専攻
私は技術研究所で医療用ゴム部品の分析、開発を行っています。医療用の製品は取り扱いが難しいこともあり、高い集中力を持って向き合うよう心掛けています。開発と共に成分分析、既存商品との比較、劣化原因の調査、不良部品の分析など、安全を期するためには妥協は許されません。時間経過における薬品の浸透の可能性、浸透した場合には何が起きえるのか等、各機関の厳しい規定に基づいて検査、分析を行い、長い場合には9カ月を越える過程分析を行うこともあり、常に緊張状態が続きます。しかし、その苦労も人々の健康を守り、社会に貢献できると思えば苦にはなりません。
私は4人の子供を持つ母親なので家庭と仕事の両立は大変です。子供が急に熱を出したり、ケガをする度に仕事のスケジュールを変更して対応することになります。出来るのであれば、子供の人数に合わせた有給休暇制度やベビーシッター支援があれば嬉しいですね。一般的には家庭と仕事の両立が難しく、積み上げたキャリアを無駄にしてしまう女性は少なくありません。当研究所には産休や育児休暇などの福利厚生は整っていますが、今後は子供を育てる母親たちが安心して仕事ができる「子育て支援」にも力を入れて欲しいと願っています。
※2024年1月より、育児のための「産前産後ヘルパー派遣費用補助制度」と「産後パパ育休報奨金制度」が開始されました。
私には9歳の息子、7歳の娘、4歳の二男、2歳の次女がいて、毎日が運動会のように賑やかです。そんな子供たちの子育てと仕事を両立するのは大変ですが、家庭も仕事も私にとって大切なものであります。
08:30 | - | 出社 |
08:45 | - | メールチェック、スケジュール確認、作業準備 |
09:00 | - | 分析、解析、測定作業 |
12:00 | - | 昼食 |
12:45 | - | 分析、解析、測定作業 |
17:00 | - | 報告書作成 |
18:15 | - | 退社 |
研究職と言う仕事は奥が深く、常に疑問を持ちながら問題に対峙しなければなりません。何度も大きな壁に当たり、その難題を乗り越えて行くことが自分の成長につながり、成長した自分を感じることが次の仕事へのモチベーションになっています。仕事を始めた頃は何も分からずゼロからのスタートでしたが、コツコツと経験を積んで行くことで色々な事が理解できるようになりました。今は得た知識を基に次のステップに挑戦することが私のやりがいになっています。
研究者は分析や研究に没頭してしまうと、どうしても自分の世界に入り込んでしまいます。しかし、私たちの仕事にとって情報は大きな武器であり、多くの人に意見を聞くことで問題を解決する近道になることも少なくありません。そのためにも日頃からコミュニケーションを図り、仲間たちと良い関係を作ることが必要になると感じています。情報と知恵を共有し合うことが仕事の円滑化につながり、自分だけでは気付けなかった解決方法に結びつくことになる。今後は研究者として知識や解析能力の向上はもちろんですが、更なるコミュ力の向上を目指します。
これからの企業は女性にも大きなチャンスが与えられ、上を目指すことができると信じています。もちろん、そこには男性、女性の区別は無く、管理職に伴う実力が必要であることが前提ですが…。私が描く将来のビジョンは研究者として管理職になること。そのためには企業の成長に貢献し、仕事仲間を引っ張る力を身に付けることが必要です。そして管理職になれたのなら理系の女性が更に活躍できる環境を整えて行きたいですね。女性ならではの細やかな感性で効率的かつアイデアに満ちた研究所を作るのが私の夢であり目標です。
休日は子供たちの習い事の送迎やスーパーでの買い物で終わってしまいます。そんな中で自分の時間が欲しい時は、家族が寝ている早朝に近所をランニングすることが多いですね。健康を維持する目的もありますが、爽やかな空気の中で走っているとストレスが発散でき、気持ちをリセットできます。夜は子供たちを寝かしつけた後に読書をしたり、DIYでオリジナルの石鹸や洗剤を作ることもあります。先日は牛骨を煮込み、ろ過した後に油分を加えたお肌に優しいローションを作ったのですが、これも理系女子ならではの好奇心、母親としての健康志向が役立っていると思います。また、長期の休みが取れた時にはキャンプや旅行に行くのが楽しみになっています。